「キッチンカーってどうやって始めればいいんだろう?」
そんな悩みにお答えします。
今回は、キッチンカーの開業までを、「7つのステップ」で解説します。
これを読めば、キッチンカーの開業方法が具体的に分かります。
目次
ステップ1「事業プラン、コンセプトを作成する」
まずは、どんなキッチンカーをやりたいを、書き出してみましょう。
開業スタイルも様々あります。
副業的に土日だけ、キッチンカーをやりたい。
脱サラして、フルタイムでやりたい。
飲食店で働いているが、空いている日に自分でやりたい
夫婦で、評判のいい料理をキッチンカーで出したい
など様々なスタイルがあります。
あなたの理想とする働き方、どんな営業スタイルで開業するか、どれくらいの売上や利益を想定しているか?
を考えて作成しましょう。
ステップ2「メニュー商品を開発する」
キッチンカーのメイン商品は、「提供する食事」になります。
キッチンカーの開業を検討している人の殆どは、大枠で提供したい食事があります。
クレープ、カレー、たこ焼き、焼きそば、唐揚げ、アジアン料理、ケバブ、タピオカドリンクなど様々ありますが、重要な事は提供するメニューを絞る事です。
営業許可申請の問題もあり、複数メニューの場合、営業許可がおりない場合がありますので注意が必要です。
複数メニューとは、クレープと唐揚げなど、1台のキッチンカーで同時に2商品提供する場合があてはまります。
現実的には2品同時は提供しずらいので、メニューは1品に絞って考えましょう。
ステップ3「キッチンカーを製作する」
キッチンカーの開業で非常に重要なのは、キッチンカーの製作です。
提供したいメニューや期待している売上によって、キッチンカーの仕様は大きく変わります。
シンク、給水、排水、キッチンテーブル、換気扇などは、ほとんどの商品メニューで必要ですが、調理器具はメニューによって異なります。
キッチンカーのザイズも、大きく3つに分かれます。
①軽バンタイプ
②軽トラック
③普通車トラック
各々メリット・デメリットがありますが、キッチンカー製作会社にあなたのやりたいキッチンカーの概要を伝え、理想とするキッチンカーを製作しましょう。
キッチンカーの製作会社は、保健所申請に通るように製作できるので、分からない事は積極的に相談しましょう。
米キッチンカーの製作期間は、製作開始して納品(完成)まで、概ね2ヶ月程度かかります。
ステップ4「出店場所を開拓する」
キッチンカーの製作しながら、出店場所を確保しましょう。
路上での営業は禁止されているので、多くのキッチンカーの下記のいずれかに出店しています。
・スーパー、ショッピングセンター
・イベント会場
・遊園地、動物園などのレジャー施設
・地元のお祭やイベント
・店舗のオープニングイベントやキャンペーン
・ビルの空きスペース
・ちょっとした空きスペース
探し方はインターネットで検索するのと、足で探す方法に分かれます。
出店したい場所の候補をいくつか見つけたら、許可を得る必要があります。
スーパーであれば店長や催事担当者、イベント会場であれば、イベント運用会社に連絡し、キッチンカーで出店したい旨を伝えましょう。
場所代や出店時のルールなど取り決めがありますので、確認しながら条件にある場所を探してください。
ステップ5「資格、営業許可を取得する」
キッチンカーで営業開始(開業)するには、2つの資格許可が必要になります。
①食品衛生責任者
②営業許可申請
①食品衛生責任者
保健所、各都道府県が行っている「食品衛生背錦紗養成講習」を受講すれば、得られます。
資格取得の難易度は低く、受講さえすればほぼ間違いなく資格取得出来ます。
東京都の場合は、受講最後に簡単なテストがありましたが、答え合わせは自分で行うので、
足切りのためのテストではありません。
費用は概ね、1万円くらいで、各都道府県によって違うので自治体ホームページで確認しましょう。
受講場所によっては、かなり混んでいるので、早めに受講予約して資格取得して下さい。
②営業許可申請
キッチンカーで調理済みメニューを提供する際に必要な資格です。
「キッチンカーで何を提供するか?」によって何を必要な許可が変わります。
自治体によって、考え方が違うので事前に保健所に確認しましょう。
・喫茶店営業
飲み物を提供する形態の営業許可。
コーヒー、タピオカ、レモネードなどはこちらに該当します。
・菓子製造業
スイーツ類を提供する形態の営業許可。
クレープ、カステラ焼き、たい焼きなどは、こちらに該当します。
・飲食店営業
食事類や軽食を提供する形態の営業許可。
唐揚げ、焼きそば、たこ焼きなどは、こちらに該当します。
ステップ6「テスト出店する」
メニューを決め、キッチンカーの製作が完了し、営業許可がおりたら、テスト的に出店しましょう。
ここでの出店はお試しになるので、スーパーやイベント会場ではなく、
ご自宅の駐車場やお知り合いにお願いして貸して頂けるスペースが理想です。
本番を同じように商品を提供することで、改善点や変更点がわかります。
お客様も近所の方やお知り合いを招待し、料理の感想を聞いたり、車づくりで足りない事も聞けるので、是非やってみてください。
本番の練習にもなりますので、オススメです。
ステップ7「正式にオープン(開業)する」
テスト出店を通じて、改善した事をオープン日までに反映させ、開業に備えてましょう。
当日は、早めに出店場所に行き、余裕をもって開店準備をしましょう。
出店場所の責任者(イベント主催者やスーパーの催事担当者)にも、挨拶に行きましょう。
記念すべきオープン日は、かなり緊張すると思います。
こればかりは、キッチンカー開業者の全員が経験する事ですが、
トラブルが起きても落ち着いて対応する事を心がけましょう。
最後に
以上がキッチンカーで開業する7ステップです。
各ステップ内では、更に細かい事の準備が必要ですが、まずは全体像を掴んで開業までのイメージを膨らませて下さい。